関東地方は暖かくなったり寒くなったり、本当に体調崩してしまいますよね。明日は最高気温が7℃だとか・・・
当クリニックでは内科診療も行っていますが、ゴールデンウィーク前後まではインフルエンザの患者さんがいますので体調管理には気を付けたいものです。
そこで、今回は熱による精子数減少のお話です。
インフルエンザ、ノロウイルス感染、扁桃腺炎など高い熱が出る感染症の後には一過性に精子数がかなり減ってしまうことがあります。しかも、発熱から約1か月後に精子数減少のピークが来るので話がややこしくなるのです。
上図は以前に私が学会で発表したスライドですが、もともと精液検査が正常だった人でも精子数がゼロ(つまり無精子症!)になるケースすらあるのです。しかし、その1~2か月後には元に戻っているのが分かると思います。
これが人工授精や体外受精で治療中にタイミング悪く当たってしまう場合がありますので注意が必要なのです。