院長ブログ

2019.05.14更新

不妊に悩むカップルでしばしば問題になるのが勃起障害(ED)です

特に多いのが、奥様の排卵日に合わせて夫婦生活を持つ「タイミング法」に関連するEDです

以下の論文によれば、不妊治療を受けているご夫婦の4組に1組で旦那さんがEDになっていると推測されます

不妊とED

実際に外来診療していますとEDの症状を訴える患者さんは多く見受けられます

このような場合はまずは薬での治療をお勧めしています

ED治療薬はバイアグラ、レビトラ、シアリスの3種類がありますが、不妊治療中の患者さんには基本的にシアリス錠をお勧めしています

シアリスは他の2剤と違って作用持続時間が長く、およそ36時間効果が持続します。とは言っても内服して自動的に勃起するわけではありません。性的な刺激が加わった際に勃起機能を補助するというものです。

タイミング法においては、1晩に「2回戦」頑張るか、朝早めに起きてもう1回頑張るか、でより妊娠のチャンスが増えると言えます。数時間空ければ、結構な数の精子が出てきますので、より多くの精子を送り込むことができるわけです。

この点を考慮すると、バイアグラ、レビトラは数時間で効果がなくなってしまうので、シアリスの方が有利と言えます。

よろしければこちらもご参照ください↓

http://www.touyu-clinic.com/ED

 

 

投稿者: 桐友クリニック新松戸

2019.05.02更新

 

ついに令和時代に入りましたね!

昨日の皇位継承の儀式でも、雨の予報だったのに陽が差してきて、新しい時代を祝福するかのようでした。

 

皇太子ご夫妻の色々なエピソードを目にする機会が非常に多くなっていますが、雅子さまの「お世継ぎ問題」の話しは今更ながら考えさせられるものがありました。

現役バリバリのキャリアウーマンが29歳で皇室に入り、結婚して3年、32歳の頃が「お世継ぎ」に関するパッシングがピークだったとか。

そして愛子さまを妊娠したのが結婚8年目の37歳。想像しただけでも、いかほどのプレッシャーだったか憂うべき状況と言えます。

 

現在は結婚して通常の夫婦生活をして1年妊娠しなければ「不妊症」とされ、6~7組に1組のカップルが不妊症と推測されています。

しかし、ご夫婦を取り巻く環境はそれぞれ異なっています。不妊診療はこういった個々の患者さんごとにその社会的、経済的、心理的な背景などを考慮しながら進めていく必要があります。

私は医学部を卒業したのが平成2年でです。まさに平成時代の医療を体験・修得してきたのですが、まだまだ未熟で、患者さんから教えられることもたくさんあります。今後も患者さんご夫婦に寄り添った質の高い診療ができるよう精進していきたいと思います。

kyotoaomomiji

 

投稿者: 桐友クリニック新松戸

2019.04.25更新

所要あって、友人のクリニックを訪問しました

正式には「西大島駅と亀戸駅の間の いわぶち内科と泌尿器科のクリニック」といいます

院長の岩淵先生は開業前に当院で非常勤医師として外来診療をしてくれていました

こちらのクリニックでは当院と同じ精子自動分析器・SQA-Vが設置されています↓

いわぶち1

 

当院でも都内から来院された患者さんで精液検査のフォローや投薬の継続が必要な場合は、こちらのクリニックをお勧めすることがあります

とても気さくで話しやすい先生ですので、精液検査を受けてみたいとお考えの方は受診してみてはいかがでしょうか

いわぶち2

投稿者: 桐友クリニック新松戸

2019.04.21更新

名古屋での学会発表も無事終了し、ホッと一息ついています。

今回は当院での精索静脈瘤手術についてポスター発表を行いました。

見てくれた泌尿器科Dr.からの質問が多かったのが日帰り手術の流れについてです。

 

全身麻酔で日帰り手術となりますと、朝来院して手術を受け、夕方帰るというイメージが強いかと思います。

当院では麻酔方法や術後の鎮痛を工夫することで、以下のような「昼来院」のスケジュールで行っています(※ただし、状況によっては朝10時来院の場合もあります。2019年4月現在)。

 

顕微鏡下精索静脈瘤手術(低位結紮術) / 全身麻酔・日帰り手術のスケジュール

日帰り

 

実はこのようなスタイルが実現できるのは麻酔科Dr.の「技」があるから、と言えます。全身麻酔から速やかに覚醒させて、痛みに関して不安にならないような工夫をしています。帰宅するまでの時間は多少伸びてしまうこともありますが、皆さん予定通りにその日のうちに帰られています。

当院は麻酔科が常勤医なので、いつも慣れたメンバーで麻酔・手術を行っており、患者さんにも安心していただけていると自負しています。

 

 

 

 

 

投稿者: 桐友クリニック新松戸

2019.04.18更新

名古屋で開催中の泌尿器科学会総会でこれから発表です

当院で行っている精索静脈瘤手術の臨床検討です学会1

学会2

年に1回の大きな集まりなので、全国から泌尿器科医が集結しています。

男性不妊診療は泌尿器科の中ではマイナーなので、周りは顔馴染みの先生が多いですね。

 

 

投稿者: 桐友クリニック新松戸

2019.04.16更新

やっと天気も安定して春らしくなりましたね!

毎週火曜日は、松戸に来る前の勤務先である筑波学園病院で外来診療を行っています。

ここは市中病院では全国でも珍しい「リプロダクションセンター(不妊治療センター)」を擁しています。私もその立ち上げに関わった一人なのですが、現在は筑波大学の優秀な後輩2人がしっかりと引き継いで発展させ、精力的に仕事をしてくれています。

学園病院

またこのセンターの特徴は優秀な不妊カウンセラーがいることです(業界ではちょっとした有名人です)。特に無精子症の治療においてはカウンセラーの存在は重要で、産婦人科と泌尿器科の橋渡しの役目もしてくれます。

私は8年ほどここに勤務していましたので、いろいろと思い入れの深い病院です。ちなみに病院のサークル活動で結成したロックバンドは現在も活動を続けています(^^♪

投稿者: 桐友クリニック新松戸

2019.04.13更新

エックス3

Yoshiki と Toshi は昭和40年生まれで同じ年なんですよ。

昨年9月に初めて生”X”を観ました。手抜きなしの渾身のパフォーマンスに脱帽しました。

自分もまだまだ頑張らねばな~と、まさに「気合い!」を注入されたライブでした。

投稿者: 桐友クリニック新松戸

2019.04.11更新

男性の不妊検査と言えば、何はともあれ精液検査ということになりますね。

当院ではSQA-Vという自動分析器を用いた精液検査を行っています。

診察室のすぐ隣に検査の機械が置いてあり、モニターで精子の様子を一緒に見てもらっています。

SQAV1

 

まさかの故障に備えて検査器は2台設置しています↓ 写真左上がモニターになっています。

動画の撮影もOKです!

 

SQAV2

精液検査は禁欲期間3日くらいが良い条件です。精液検査のみの受付もしていますので、お気軽にお問い合わせください。

 

投稿者: 桐友クリニック新松戸

2019.04.09更新

関東地方は暖かくなったり寒くなったり、本当に体調崩してしまいますよね。明日は最高気温が7℃だとか・・・

当クリニックでは内科診療も行っていますが、ゴールデンウィーク前後まではインフルエンザの患者さんがいますので体調管理には気を付けたいものです。

そこで、今回は熱による精子数減少のお話です。

インフルエンザ、ノロウイルス感染、扁桃腺炎など高い熱が出る感染症の後には一過性に精子数がかなり減ってしまうことがあります。しかも、発熱から約1か月後に精子数減少のピークが来るので話がややこしくなるのです。

発熱後精子減少

上図は以前に私が学会で発表したスライドですが、もともと精液検査が正常だった人でも精子数がゼロ(つまり無精子症!)になるケースすらあるのです。しかし、その1~2か月後には元に戻っているのが分かると思います。

これが人工授精や体外受精で治療中にタイミング悪く当たってしまう場合がありますので注意が必要なのです。

投稿者: 桐友クリニック新松戸

2019.04.07更新

週刊新潮記事1

 

4月4日発売の週刊新潮(4月11日号)に協賛記事が載りました。よろしければご覧ください

 

週刊新潮表紙

投稿者: 桐友クリニック新松戸

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